ⓒ NHK
秋田市のスーパーマーケット「いとく土崎みなと店」で先月30日に発生したクマ襲撃事件。47歳の従業員男性が頭に怪我を負う被害を受けましたが、現在もクマは捕獲されていません。
警察と市は、クマが店内にいるとみて、ドローンを用いた捜索を開始しました。店内をくまなく調査し、クマの居場所を特定することに注力しています。
事件発生から1日以上経過した今も、クマは捕獲されていません。警察と市は、わなを設置するなど、捕獲に向けた警戒態勢を継続しています。
秋田県内では、11月下旬以降、学校周辺や市街地でクマの出没が相次いでいます。県は、当初11月30日までとしていた「ツキノワグマ出没注意報」を、12月末まで延長することを決定しました。市民への警戒呼びかけも強化されています。
今回の事件は、都市部へのクマの接近という深刻な問題を浮き彫りにしました。警察と市は、市民の安全確保を最優先事項として、引き続き捕獲に全力を挙げています。
