三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、個人向け資産運用サービスの強化を目的として、ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビを996億円にて買収することを発表しました。
12月2日より、MUFG傘下の三菱UFJ銀行が1株1950円のTOB(株式公開買い付け)を実施し、ウェルスナビの全株式を取得、完全子会社化します。
この買収は、新NISAの開始による投資意欲の高まりを背景に、個人投資家向けのサービス拡充を目指すMUFGの戦略の一環です。ウェルスナビの高度なテクノロジーとMUFGの金融基盤を統合することで、より多くの顧客に質の高い資産運用サービスを提供できると期待されています。
今回の買収は、日本の金融業界におけるデジタル化と個人投資家へのサービス競争が激化する中で、MUFGが大きな一歩を踏み出したことを示しています。今後の展開に注目が集まります。なお、MUFGは、別途「三菱UFJカード」への社名変更(ニコスから)も発表しており、事業再編を進めています。