ⓒ 毎日新聞
2024年のユーキャン新語・流行語大賞トップテンが発表され、年間大賞にはTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」から生まれた「ふてほど」が輝きました。この言葉は、昭和から令和にタイムスリップした主人公のコンプライアンス感覚の違いから生まれる様々な騒動を表し、大きな話題となりました。
その他の受賞語にも、時代の縮図が見て取れます。「裏金問題」は、自民党の政治資金問題が国民の関心を集めたことを示し、大谷翔平選手の偉業を称える「50-50」は、スポーツ界の快挙と国民の熱狂を反映しています。
ネット文化を表す言葉も多数ランクイン。「風呂キャンセル界隈」は、現代人の生活様式やSNSの浸透を象徴し、「ホワイト案件」は、増加する強盗事件とSNS犯罪の深刻さを浮き彫りにしています。
さらに、パリ五輪・パラリンピック関連の言葉も選出。「名言が残せなかった」は、アスリートの言葉選びの難しさやプレッシャーを、そして「初老ジャパン」は、ベテラン馬術チームの活躍と世代を超えた挑戦を物語っています。
その他、「新紙幣」「Bling Bang Bang Born」「もうええでしょう」など、様々な分野から話題の言葉が選ばれ、2024年の多様なトレンドを反映した結果となりました。これらの言葉は、単なる流行語ではなく、その年の社会情勢や文化を映し出す鏡と言えるでしょう。