人気音楽グループ、米米CLUBの元メンバーで、アレンジャーとしても活躍したジュリアーノ勝又さん(勝又隆一さん)が亡くなったことが、29日、石井竜也さんによって公表されました。石井さんは自身のX(旧Twitter)で、勝又さんの訃報を伝え、深い悲しみと追悼の意を表しました。
石井さんによると、勝又さんは米米CLUB在籍時から親交があり、解散後も初期のソロ活動を支えてくれた大切な存在だったとのこと。特に、番組『アンモナイト』での共演を振り返り、勝又さんのシティポップアレンジの才能と温かい人柄を偲んでいました。「眉間に皺を寄せたところを見たことがないほどいつもニコニコしていて、くだらないことで一緒に大笑いした思い出がある」と、故人との楽しい思い出を語っています。
勝又さんは近年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っており、今年5月には介護施設に入所したことを自身のインスタグラムで報告していました。それでも、音楽を聴いたり、スポーツ観戦をしたりと、前向きな生活を送っていた様子がうかがえます。
石井さんは、今後の活動について「彼の分も心に刻んでやっていく」と決意を述べ、心からの冥福を祈りました。勝又さんの音楽界への貢献と、温かい人となりは、多くの人々の心に深く刻まれていることでしょう。米米CLUBのファンだけでなく、音楽を愛する人々にとって大きな損失です。