人気音楽グループ、米米CLUBの元メンバー、ジュリアーノ勝又さん(勝又隆一さん)が亡くなったことが、石井竜也さん(65)によって発表されました。石井さんは自身のXアカウントで、勝又さんの訃報を伝え、深い悲しみと追悼の意を表しました。
石井さんによると、勝又さんとは米米CLUB在籍時から親交があり、解散後も初期の活動を支えてくれたアレンジャーとして、長く関わってきたそうです。「もう一度、一緒に仕事をしたい」と願っていたという石井さんの言葉には、勝又さんへの深い敬愛が感じられます。
石井さんは、勝又さんの明るい人柄を振り返り、「眉間に皺を寄せたところを見たことがない」と述懐。米米CLUBでの楽しい思い出や、ソロ活動での協働経験、そして勝又さんの音楽に宿る温かさについて語っています。
勝又さんは近年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っており、今年5月には介護施設に入所したことを自身のインスタグラムで公表していました。それでも、音楽を聴いたり、スポーツ観戦をしたりと、前向きな生活を送っていた様子がうかがえます。
石井さんは、今後の活動について「彼の分も心に刻んで、これからやっていきます」と決意を述べ、勝又さんの冥福を祈りました。米米CLUBのファンだけでなく、多くの音楽愛好家に衝撃と悲しみを与えたこの訃報は、日本の音楽シーンに大きな損失をもたらしました。勝又さんの温かい人柄と才能は、これからも多くの人々の記憶に刻まれることでしょう。